1956-04-27 第24回国会 参議院 大蔵委員会 第22号
○政府委員(白波瀬米吉君) どうもありがとうございました。ただいま本委員会において付せられました付帯決議につきましては、いずれも御趣旨は非常にごもっともだと存じますので、私どもは十分これを検討いたしまして、実現いたしますようなふうに努力いたしたいと思います。ありがとうごいました。
○政府委員(白波瀬米吉君) どうもありがとうございました。ただいま本委員会において付せられました付帯決議につきましては、いずれも御趣旨は非常にごもっともだと存じますので、私どもは十分これを検討いたしまして、実現いたしますようなふうに努力いたしたいと思います。ありがとうごいました。
○政府委員(白波瀬米吉君) 先日土田委員の御質問の中で、公庫の運営につきまして、学識経験者等をもって構成する諮問機関というようなものを設ける考えはないかというお尋ねがございました際に、権限の所在が明らかにならないというような考え方もありまして、今日ではそういうものは設けないという考えを持っておるような意味のことを申し上げたのでありますが、実は私は、衆議院でいろいろ御意見のありました議決機関としての管理委員会
○政府委員(白波瀬米吉君) いろいろな機関が全国的にはあるのでありますから、お尋ねの点はごもっともだと思うのでありますが、実際北海道を見ますと、いずれの点から考えても、どうも条件が、非常に立地条件が悪い。さいぜんも申しましたように、かりに事業を始めましても、どうも利益の上ってくることが非常におそい、そうしてすべての条件から言うと、どうもあそこでは事業が成り立ちにくい。従って金融機関の方でも投資するということに
○政府委員(白波瀬米吉君) それぞれの、農林漁業金融公庫なり、まあ今のお話の開発銀行なり、それぞれありますが、しかしどうもそれらでまかなわれておる範囲というものはきわめて範囲が狭くて、そうでなしに、北海道の開発に伴って二次産業的の仕事というものが、どうも全国一律の比率によってまかなわれておる程度では開発が促進しないというようなことが痛感されておるわけであります。
○政府委員(白波瀬米吉君) 今のお尋ねの点は、基本事業に対しましては、河川であるとか道路であるとか、そういったような点は非常に順調に年々多額の国費を出してやっておるのであります。しかしそれに伴って起ってくる産業というものに対しては、北海道は御承知の通り非常に特殊というか、条件がよくないので、収益の率が非常に低いのです。また収益の上ってくるのが非常に時日を要するというような点から、北海道でなかなか開発
○政府委員(白波瀬米吉君) ただいま提案になりました北海道開発公庫法案につきまして、その提案の理由及び法律案の要旨について御説明いたします。 御承知のとおり北海道の総合開発は、第七回国会において制定をみました北海道開発法の施行に伴い、昭和二十六年度より実施して参りました結果、道路、河川、港湾、電源等、基礎施設の整備につきましては、かなりの進展を見ておりますが、これと並行して振興ぜらるべき諸産業につきましては
○白波瀬米吉君 地方から、この地方にタバコを耕作したいと言えば、それで許した、こういうことですが、あなたの方は四十町歩に一人ずつの指導員、ことにあの地方に対しては、それでは初めてのところだから指導員が足らぬということで余計に置いた、そういうお話ですが、その指導員はもう与えられた土地に、どこでもかまわぬ、とにかく申請して許可されたところには、それはどうもこの土地ではいかぬというようなことは、指導員としてはそういうことには
○白波瀬米吉君 生産部長の今のお話は、まあ一般的なお話しですが、徳島、福島においては何もそういうことがない、すこぶるうまくそういう被害がなしにいっておるとおっしゃっておるのでありますが、今ここに福島県の全養連の会長も見えておりますが、やはり各地において相当な被害を見ておる。しかしながら、それらはそれほど取り上げて非常に因った困ったという話は聞いておりません。京都府からもそういうことを私の方に申しておりますが
○白波瀬米吉君 私はこの際に、タバコ栽培が養蚕に被害を与えておる問題に対して二、三お伺いをいたしたいのであります。 このタバコと養蚕というものは常に非常に注意をしなければならぬということは、以前からこれはよく問題になっておる問題であるのでありますために、専売公社においてもタバコ耕作と養蚕というものは両立させようとすれば、非常にそこにきびしい条件のもとにやらなければならぬということは十分御承知であろうと
○白波瀬米吉君 それでは第二班の概要の報告を申し上げます。 第二班は清澤委員、菊田委員と私及び宮出調査員を加えて、中央卸売市場を中心として農畜産物の流通機構調査のために愛知、大阪に出張いたしました。すなわち九月の十八日東京を出発して、十九日愛知県庁で農林部長から県下の農畜産物及び水産物の生産流通状況について説明を聞きました。愛知県は濃美平野の大部分を占め、地味も肥沃で米麦等の主要食糧の生産額も昭和二十九年度
○理事(白波瀬米吉君) それでは、ただいまから農林水産委員会を開きます。 最初に、漁業用燃油の件を議題といたします。 さきに政府が全漁連向けに割り当てることに決定いたしております本年度十万キロの発注証明書付外貨の行使につきましては、去る八月十七日の当委員会におきまして、政府に対しまして、この外貨割当の趣旨が遺憾なく達成せられるよう実施の円満を期して万全の措置を講ぜられたいとの申し入れを、当委員会
○白波瀬米吉君 蚕糸試験場長にちょっと伺いたいと思うのですが、蚕糸科学研究所というものは、あれはまあ蚕糸に対する科学の研究ということを非常な大きな期待をもって作られたのであって、それがかれこれもう二十年ぐらいな年次がたつと思うのでありますが、あなたの方の試験場で研究されているのと、現在蚕糸科学で研究しているのとは、一つの特色を今日も持っておるかどうかといというような問題、もしああいう研究もぜひ必要なんだということであるのなら
○白波瀬米吉君 ただいま議題となりました農林水産関係三法律案について、農林水産委員会における審査の経過並びに結果を御報告いたします。 まず、養ほう振興法案について申し上げます。 本法律案は衆議院議員平野三郎君外四君によって提出せられ、衆議院において一部修正して本院に送付せられたものでありましてこれが提案の理由として、ミツバチが生産するハチみつ及びみつろうの産額は、年間十数億円に達し、その用途は、
○白波瀬米吉君 それから重ねてお聞きしますが、前の乾繭保管をやることになっておる。それがために信用保証協会とかいうものをお作りになる、こういう話を聞いているんですが、それは一体もしお作りになるとすればどういう構想のものであって、どういう仕事をするものであるか、一応お聞かせ願いたい。
○白波瀬米吉君 そのことについて重ねてお聞きしますが、政府の買いとった繭は、いわゆる生産費というのは当るかどうかわからぬが、最高価格の基準でなければ繭の形では売らない。しかしながら、政府が繭を長く持つことは困難であるから、その場合には委託加工をして生糸の形にして持つが、しかし繭の形でもいい、最高価格に見合った価格でなければ繭の形で政府が売るということはしない。こういうことですか。
○白波瀬米吉君 その製糸家というか、とにかくその売り渡しするものはこれは必ずそこに六ヵ月の期間内は保管しなければ、政府は買い入れないということになるのじゃないかと思うのですが、そういうことになると、中間買い入れの価格をきめたが、その価格の意義というものはどこでも行われないということになるのじゃないか。
○白波瀬米吉君 もし審議会にかけて最高、最低価格と同時にこれを決定されるということでありますと、その価格は政府の指定する者の買い入れの価格になるのだろうと思いますが、それはたとえば二十万円とそれがきまった場合に、その生糸というものはそれは二十万円で買うのですか。そうじゃなしに、それを担保にして二十万円を受け取るのでありますか。それはどういうことなのですか。
○白波瀬米吉君 私は大臣がもし見えるなら、大臣に伺いたい問題はあと回しにいたしまして、局長にお伺いしますが、特別買い入れですか、中間買い入れですか、その価格は審議会にかけるのでありますか、その点伺いたいのです。
○白波瀬米吉君 そこで輸入量をいかなる場合もふやさぬということにして、そして下値と上値とをきめて、そしてそれを、もしその価格よりも上って取引がされた場合にどうされますか、これに書いてはあります。書いてはありますが、それは一応法文として書いてあるのであって、実際農林省としては、必ず安定帯の中にいかなる場合もおさめるというだけの考えで法律を作るのだから、そうだろうと思うが、しかし農林省の過去においてやられた
○白波瀬米吉君 輸入量を九十五万トンに押えておいて、国際水準として安定帯価格を確保すると言えば、これは利益は当然あるわけです。私はそこで従来精製業者というものには、相当な過去において利潤があるために、いろいろな問題を起したから、この際にその金を政府に納入させたらいいということが目的なのと違うのですか、そこでこの安定帯価格というのは、標準価格と、それから下値、上値と三つあるのですか。
○白波瀬米吉君 ここでこういうことをお尋ねするのはどうかと思いますが、この法律の目的には、価格を安定させることと、それから輸入により生ずる利益を徴収することが二つの目的として書かれておるのですが、これはどっちに重点があるんですか。
○白波瀬米吉君 林野庁でおきめになるのですか。
○白波瀬米吉君 御坊市長にちょっと伺いますが、何にしてもいろいろ理由は今日になって付けられたことでありましょうが、しかし何にしても一億以上の設計のもとにいわゆる復旧に着手される、そうしてその後において今五千万円くらいにその実際がなった。そこで、あなたの立場なり、あるいは御坊市の方の考えられておられるような復旧が、今度検査院の査定された金額で十分復旧ができるのですか。
○白波瀬米吉君 ちょっとお尋ねしますが、全国にかすみ網というものが相当あっちにもこっちにもやっておれらる。戦前は非常に盛んで一時禁止されておったのですが、今日はどういうふうになっておるのですか。
○白波瀬米吉君 そうすると何ですか、内地塩の生産は非常時に備える意味においての生産であって、現在の用途の上からいくと、別に内地塩でなければならぬということはないということになるわけですか。
○白波瀬米吉君 ずいぶん価格の差が多いわけですが、内地塩でなくていいんだということになったら、えらい奨励してやる必要ないじゃないか、多少の差は、国内の産業をふやすとか何とかいうことはあるけれども、そういうふうに考えられるけれども、なおいま一つあわせて、内地塩はいろいろと製造方法を改良されてどれくらいまで安くできる可能性があるのですか、それをあわせて……。
○白波瀬米吉君 今お話を聞くと、相当確信のあるような米価並びに税の問題に対して考慮されるようでありますが、米価に対してもあるいは税の問題に対しても、総合して、確にもうこういうことであれば今回の新らしい制度というものは成果を上げ得るのだという確信のあるものをもって臨まれるつもりでありますか、その点伺いたい。
○白波瀬米吉君 それは従来の制度は、割当を押しつけて、それが非常な一つの不安だ、こういうふうにお感じになっておるようでありますが、そういう点もあるかもしれません。けれども、それよりももっと大きな問題は、農家の期待する価格までに買い上げてもらえない。それよりも出さずに、つまり何というか、自分の自由な売り方をした方が非常に収入が多いのだ、こういうところに従来のいわゆる割当制度というものがうまく行かなかったのであって
○白波瀬米吉君 今度の制度は、制度を変えたときにはそれによっていい点と悪い点のあることは、これはよくわかっておる点でありますが、今度の制度に変えたら従来よりも……、いろいろな制度を作ってみても、結局は大衆農家というものが、自分の期待するいわゆる収入を得られなければいけないのです。今度の制度によった方が、前の制度による集荷よりも必ず目的が達しやすい、こういう観点にお立ちになっておるのでありますか、その
○白波瀬米吉君 まあ大臣から話を聞きますと、一応わかるのですが、しかしどうも承わっておると、従来のはつまり国家的立場において農業経営を非常に強く進めたけれども、農家のいわゆる経営を主体にして考えたら、まだまだ何というか、多角経営とか何とかいう面に余地が非常に残っている、こういうような印象を受けるのですが、そういう国家的というよりも、むしろ農家経済ということを主にして今後の農業政策をやって行く、こういうことのようですが
○白波瀬米吉君 今回、大臣に御就任になった当時、これは新聞が書いたことでしょうけれども、多額の費用を投じて食糧増産のみをやるのはあほうの一つ覚えだというようなことを、あなたがおっしゃったのじゃない、新聞が書いたのでしょうが、そういうようなことが新聞に出たことがあります。そうして、それだから自分としては養蚕とか畜産とかいうものに今後力を入れて行きたい、こういうようなふうに書かれておったのですが、とにかく
○白波瀬米吉君 大臣にちょっとお伺いいたしますが、われわれが大臣のお話を聞いておると非常に言葉の上ではよくわかるのですが、効率的といわれることは、何でも結果のよくあがるという意味ですか、それは私が思うのは、日本の全体の農村を見廻しますと、どっちかというと、何を作っても非常に有利である地方は、これはどっちかといったら大臣のよくいわれる農家経済というものを基本にして考えておるということを前回のときにおっしゃったのですが
○委員長(白波瀬米吉君) 御異議がないようでありますから、委員長から井野碩哉君を理事に指名いたします。 ————————————— 〔委員長退席、理事井野碩哉君着席〕
○委員長(白波瀬米吉君) 只今から参議院の両院法規委員会を開きます。 先ず理事の補欠互選を議題といたします。理事竹下豐次君が委員を辞任されました結果理事が一名欠員となつておりますので、その補欠を互選いたしたいと存じます。互選の方法は慣例により委員長より指名いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕